ジム・トンプソンの旗艦店がバンコクのスリウォン通りの9番地にあったことからその名がついたジム・トンプソンのカジュアルラインの「No.9 THOMPSON(ナンバーナイン・トンプソン)」。
ドローイングやペイントによる表現を得意とするイギリス人のリチャード・スミス氏がデザインディレクターを務めています。エスニックミックスな世界をカジュアルかつエレガントに表現し、伝統とモダン、双方の感性を兼ね備えたアイテムが揃います。
上質なタイシルクのメーカーとしてその名を世界に知られる「JIMTHOMPSON(ジム・トンプソン)」。その歩みは卓越した審美眼と実行力を持ったひとりのアメリカ人、ジム・トンプソン氏のタイ伝統文化に対する敬意と情熱から1948年「タイシルク商会」として設立されたことに始まります。
わずか数軒の家族のみが営み滅び行く寸前であった絹織物に彼は産業としての可能性を信じ、再び息を吹き込み、復興を手がけました。タイの伝統的な人の手による技術と現代の革新的技術の融合から生まれた改良されたタイシルクは最高級品と謳われ、今もなお世界の一流ブランドとして多くの人々に愛用されています。
ジム・トンプソン
1906年生まれ。ニューヨークで建築を学び、建築家・アートディレクターとしてニューヨークで活躍。その後第2次世界大戦勃発と同時に陸軍へ入隊。戦略事務局に配属されました。終戦後はタイへ移住。その際に出会ったタイの文化と手作業で織られたシルクに心を奪われ、タイのシルクの色数の多さや手触りの素晴らしさを世界に広めようと1948年に「タイシルク商会」を設立。衰退していたこの産業の復興に努めます。これまでの人生経験にて培われた人脈を活用し、1951年にはブロードウェイミュージカル「王様と私」の衣装協力をするなどで世界にその存在を知らしめました。しかし、1967年休暇中に突然失踪。彼の姿はどこにも見つからないまま、今も真相は謎に包まれたままです。
MONKEY BUISNESS20世紀前半頃のサーカスのポスターやプログラムからインスピレーションを受けてデザインされたコレクション。インパクトのあるデザインも、ヴィンテージ感のあるカラーリングとクラシカルなタッチで描かれることで、古き良きその時代のやわらかさと優しさを感じるアイテムに仕上がっています。 |
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