家具をイメージやスペースに合わせて作りたいと考えたとき、是非 自由が丘のルドファンにご相談ください。
創業以来、数々のリフォームに携わってきました。空間には必ず家具と収納するスペースが必要になってきます。
家具を選ぶときは動線が確保されているか、使いづらくないか、収納力は足りているか、目的に即しているかなど様々な角度から設計していかないと使いやすい散らからないお部屋にすることが出来ません。お部屋の大小に関わらずしっかり計画を練っておく必要があります。
オーダー家具の種類について
ひとことで家具といっても、用途、目的、デザイン、風合いによって作り方は千差万別です。
■ポリエステル樹脂化粧合板・メラミン化粧板
合板やメラミン樹脂に木目等を印刷した紙を貼り透明のシートでコーティングした化粧板のこと。
一般的に、前者をポリ板と略称で呼んでいます。
ポリ板はメラミンより安価で加工がしやすいのが特徴ですが、メラミンのほうが質感や強度に優れているため、表廻りや傷やつきやすい場所や水廻り、汚れやすい場所などに使用されます。
基材に貼り付けて使用するのですが、塗装を必要としないため比較的安価かつ短納期での製作が可能です。
表面が丈夫で水に強いため、キッチン収納、洗面室の収納、玄関収納の内部など水廻りや汚れやすいところに設置する家具に適しています。
家具の下地はランバー、ハニカムボード、MDFなど用途に合わせて耐荷重や構造に応じて選択します。
天然の木に見えるように木目やエンボスを付けているので、グレードの高いメラミン化粧板を使用すると天然の木と見間違うほどリアルです。
また、無地のカラーバリエーションが豊富なため、カラフルにしたりカジュアルな印象を演出したり、メラミン化粧板はなかなか使い勝手の良い素材です。ペンキ仕上げのような色が剥げることはありません。
安価な既製品の家具に見られるような紙にプリントされた木目調のシート材はオーダー家具では使用しません。そのため、セロテープなどを貼ってはがしたら木目が取れてしまったなどのトラブルはありません。
■天然木
天然木というと無垢材を思い浮かべる方も多いと思いますが、スライスした薄い木を基材に貼る突板と無垢材に大別できます。
突板は銘木と呼ばれる品質の高い木をスライスしたもの。0.5mm以上は厚突、以下のものを薄突とよびます。
突板にできる木は伐採した何十本という束の中から僅か数本しか取れず、節や虫食いのないきれいな木のみが突板として加工されます。
銘木からスライスされた木目は大変綺麗で 突板 ≠ 安くするためのものだけではなく、目的によって使い分けをします。
無垢板は、ご存知の通り塊の状態です。節も木目も自然そのものの表情で、二つとしてこの世に存在しない大変貴重な材料です。
テーブルや家具の天板、小口、そして建具の枠など強度や意匠性など目的によって使い分けされています。
しかしながら、無垢板は湿気や温度など環境によって反ったり伸縮する場合があるため、使用箇所や用途によって、無垢材と突板貼り材を適切に選定するのも家具作りには重要な要素です。
また、突板も仕上がりの表情や用途により厚突と薄突とを使い分ける必要があります。
扉や引出しの引手など、良く触れる部分やテーブルの周囲などはどこから見ても木目がつながるようにとキズや衝撃に強くするため無垢材を使用しています。
天然木はそのままでは汚れや水分に弱いため、家具を保護するために塗装が必要となります。調色が可能なため家具に色を付けることが出来ます。カラーによってナチュラルにもモダンにもクラシックにも自由自在にできるのが天然木の特徴です。
塗装には水に強いウレタン系、自然な風合いを生かしたオイル系など用途により使い分けがされています。
天然木の家具は削ったり、曲げたり、つなげたり、貼ったり、多種多様な作業を必要とするため、設備の整った工場でないと製作をすることが出来ません。
また、塗装前の下地処理で仕上りに差が出ること、塗装ブースが併設されていることなどどこでも作ることが出来るわけではありません。
家具の塗装には専門の職人が調色、コンプレッサーによる吹付作業を行いますが、季節、湿気、温度により調整が必要となるため、経験がものを言う世界です。
また、塗装後は乾く時間と臭いが抜ける時間を必要とするため、納期に十分の余裕が必要となります。
他の家具や室内の建具や床材とのカラートーンや色合いを合わせることが出来ること、天然木ならではの質感、塗装直しをすれば一生ものにすることもできるなど、メリットが沢山あるのも天然木家具の良いところです。