ルドファンでは直輸入のカーテンをメインに取り扱っておりますが、今回は、日本製のカーテンをご紹介します。
最近では、極端に安いオーダーカーテンを売っているカーテン販売店があります。しかし安いカーテンを作るために、メーカーは安価なカーテン生地を供給しなければならず、柄やデザインや使用できる糸の量や種類に制限が出てしまいます。
もともと日本のメーカー(機屋:「はたや」と読みます)には、技術があります。しかしそのような安いカーテン生地を作ることによって、持っている技術が充分に生かせなくなっています。
そこで、数年前から当店でも取り扱っているメーカーの技術をご紹介します。この会社は安価な生地作りから脱却して、専門店向けの研究開発をし商品を供給しています。
これから寒くなるにつれ、カーテンを閉めても、外の冷たい空気が入ってくる季節になります。実は建物の中から逃げる熱の48%もが窓からと言われています。(日本建材・住宅設備産業協会)
窓付近の断熱を高めることによって寒さ対策を施すことが可能になるのです。このメーカーは、カーテンの表生地+起毛生地+遮光裏地を合体し、空気層を作ることで、お部屋の熱を逃さない保温カーテンを開発しました。
上の写真の表生地と遮光裏地の間に挟まれた起毛生地は「ネル地」(コットン・フランネル)に似ていて、カーテン用に特別に開発したものです。試験結果では、この状態で4℃以上の保温(遮熱)効果が得られました。
熱伝導といって、2枚の温度の違う鉄板の間に生地を挟み、暖かい板の温度を保つためにどのくらいの電力を使用したかという実験を行います。
試験1 | 表生地のみ | 電力2分の1 |
試験2 | 表生地+遮光裏地 | 電力2分の1 |
試験3 | 表生地+起毛生地+遮光裏地(保温カーテン) | 電力4分の1 |
試験1と試験2では2分の1、試験3では4分の1の電力量で済むという結果が得られました。
このように3枚重ねてカーテンを作ることは、高い縫製技術はもちろんのこと莫大な加工費がかかります。お客様に満足していただけるように、試行錯誤の結果、安価に提供できるように開発をしたのが今回のメーカーです。
このようにきれいに縫製します。
ストライプ柄の生地は、カーテンをきれいに見せるためにタック(山のつまみ)を工夫することで、たたんだときもきれいに加工します。
こちらのカーテンをルドファンでは約50点の生地からお選び頂けます。
価格はサイズによって異なりますので、詳しくはお問い合わせ下さい。
カーテンは、このように高い技術によってカーテンの機能を上げ、より居心地のよい環境を作ることが出来ます。
ルドファンででは、これからも価値あるものをよりリーズナブルに皆様にご提供して参りたいと思います。