ご家族が集うダイニングのテーブル。皆様はどのようにされていますか?
テーブルクロスを一枚変えるだけで、お部屋の雰囲気はがらりと変わります。テーブル一面が変わるので、カーテンや壁紙を変えるのと同じようにお部屋を一新することができます。
お店にも、ターコイズ色のテーブルクロスがかかった打ち合わせ用テーブルがあります。
きれいなターコイズと少し濃いブルーの2色の糸で織られ、ランダムに太目の糸が混じっているなんとも温かみのある風合いの生地が大変目を引いて、ご来店されてすぐそのテーブルクロスへ近寄るお客様がたくさんいらっしゃいます。お店では重いカタログを見ることが多く、厚手のしっかりした生地を使って、テーブルが傷まないようにしています。
コットンやリネンで洗濯を繰り返し、だんだんとなじんだ風合いのファブリックもいいですが、今日ご紹介するのは、汚れが付きにくい撥水加工を施したテーブルクロスです。
今回のお客様は、ご自宅のインテリアに少しずつ手をかけていらっしゃり、当店とは長くお付き合い頂いております。今回はご来客用のテーブルクロスとランナーをお作りしました。
お客様の生地に対するこだわりを受けて、テーブルクロスはドイツのサコ(SAHCO)のfijiというファブリック。少し光沢のあるしっかりとした生地で存在感があります。
和風や洋風の食器、どんなテーブルウェアにも合わせられるように生地は無地でお作りします。シンプルな無地の生地こそ、質感の良い物を選びたいものです。
またテーブルクロスは無地でも、テーブルランナーに柄のあるものを選んで、雰囲気を変えることもできます。今回は同じ色調のダマスク柄のランナーでワンランク上のインテリアになりました。テーブルランナーはテーブルに直接引くこともできるので、シーンによって使い分けられるのも楽しみの一つです。
ポイントのキータッセルがテーブルクロスを豪華に演出します。このキータッセルは、洗濯をする際に簡単に取り外しができるように細工しました。
また取り外せることで、ペットがキータッセルで遊んで傷んでしまうことを防ぎます。ペットを飼われている方も、普段は取り外して、特別なときに取り付けてお使いいただくことができます。
またお客様から、ご友人をお招きしてワインを振舞われるときに、こぼしてもすぐ拭き取れるようにとのご要望を受けました。それを受けて今回はパールトーン加工という撥水加工を施します。これは糸の1本1本の深部まで浸透させることで、通常の防水加工の3倍程度の強度をほこる撥水加工が可能になります。また膜を張る防水加工とは違い、生地の風合いや通気性が保たれるので、今回ファブリックにこだわりがあるお客様にご提案しました。
上の写真は、端布で水滴を落とす実験をした写真です。ファブリックの上で水滴が浮くのが分かります。何かこぼしてしまっても、この状態ですぐふき取ることで汚れが浸透するのを防いでくれます。また生地によっては加工が出来ない物もありますのでお尋ね下さい。
視線の横から色や柄が入ってくるカーテンに対し、テーブルクロスは手元に色や柄を感じられます。テーブルクロスにお気に入りのテーブルウェアセットを並べて毎日の食卓を楽しいものにしたいですね。ルドファンでは他にもランチョンマットの注文もお受けしています。また撥水加工されたランチョンマットも取り揃えておりますので、ぜひ一度お越し下さい。
これから寒くなる季節、お部屋で過ごす時間も長くなります。インテリアで気分を変えて、お部屋を居心地の良い空間にしてみませんか?