ルドファンでは、旬な生地をお求めやすくご提供するために海外へ出向き仕入れをしています。
1月早々にドイツへ行ってきました。約2600社もの世界の企業と約73000人にも及ぶ来場者が世界から集まってきます。
例年1月のドイツは川も凍りつくほどの寒い季節なのですが、ここのところ日本より暖かくこれも地球温暖化の影響なのでしょうか?
今回は、旅のさわりを少しご紹介します。
会場はオフィス街にあるため景観としては無機質的な雰囲気のため、いつも郊外のホテルを拠点にすることにしています。
ホテルから歩くこと15分程度で最寄りの駅に到着します。
こちらの写真は朝の8時半ごろですが、夜明けが遅いためまだ薄暗く明け方を思わせる雰囲気です。
会場には、カーテンや椅子生地、テーブルやベッドリネン、壁紙、ブラインド類などジャンル別に会場が分かれています。
カーテン関係は3つの会場に分かれていて、ヨーロッパとアジアに大きく分類されています。
最初にご紹介するのは、フランスのメーカーのリネン素材のレース生地です。
フランスは自国でリネンを栽培しています。あとヨーロッパではリトアニアも有名な産地の1つです。
こちらのレース生地はリネンとポリエステルの混紡で作られており、リネンの風合いを残しつつポリエステルを加えることで
丈夫さと柔らかさを出しています。リネン100%だと固くてしわになりやすいので、いい感じの生地に仕上がっていました。
これはフランスのプリントメーカーの生地です。トワル・ド・ジュイ。通称「トワレ」と呼ばれるフランス独特の図柄です。
トワレとは18世紀ごろの人物や風景をモチーフとしており、同色でもいろいろなデザインのレパートリーがあります。
ベースになる生地はコットンです。
このほかにもたくさんありますが、入荷したら随時ご紹介してまいります。
最終日にホテルのある街を少し散策することに。大きなバスターミナルがあるのですが、道路は石畳。
車が通るたびに独特のごろごろといった音がします。
石畳にベンツのタクシーがドイツらしい風景です。
ちなみにこれらのベンツは全部ディーゼルエンジン。このほか街を走る車のほとんどはディーゼルです。
クリーンディーゼルと言って昔のような黒煙を吐く車はなく、ヨーロッパではガソリン車よりもCo2の排出量が少ないということで
スタンダードなエンジンです。日本ではハイブリッドが主流なのでディーゼルはこれかでしょうか?
細い路地を入ると教会を発見。中に入るとステンドガラスからの光がとてもきれいで、記念に写真を撮ろうかをと思いましたが、
お祈りをささげている人がいらっしゃったので静かに退場することに。
この扉は、美容室の出入り口になっています。なにか良い雰囲気です。
ドイツは日本の消費税に当たる付加価値税は19%のため、円安も影響していますが物価は高めです。
よくよく考えてみれば税金分を除けばそんなものかと思いますが、日本でこのような高い税率になったらどんなになってしまうのかと
考えさせられます。
出発前に空港内で軽めの食事と思いメニューをもらいました。
とりあえず、オリジナルフランクフルターソーセージなるものを注文。
8.9€なので、およそ1300円程度。
出てきたのはこちら。どこがオリジナルなの?と思いつつ頂きましたが、値段と釣り合いが取れないほど小ぶりなソーセージでした。
帰りの飛行機は少し席に余裕があったので、最後尾の2席を使いゆったりと空の旅を満喫。
成田空港が混んでいた為、結構長い時間霞ヶ浦周辺を旋回していました。
夕日がきれいで富士山もかすかに見えました。
日本はやっぱりいいなと思い無事着陸。
少しずつ新しい生地が届いています。最近感じることは家のインテリアに関心が高いお客様が増えています。
そんなお客様に応えられるよう、価値あるものをお求めやすくご提供することに加え、スタッフ一同良いご提案ができるよう
日々精進してまいります。
最後に、ドイツの会社のブースで商談していたら「ランチタイム」といわれ、素適なランチプレートを頂きました。
嬉しいおもてなしに感謝。これが一番おいしかった。