女の子の子供部屋の施工例をご紹介いたします。
子ども部屋というのは子どもの成長と共に変っていくものですよね。しかし、壁の色や家具の作りを最初にしっかり選んで作れば、お子さんが成長された後もカーテンなどを取り替えるだけでイメージをガラリと変えることが出来ます。長く使えるということは、家具やお部屋自体を大切にするきっかけにもなりますよね。
女の子の子ども部屋の工夫
今回は、新築ですが壁の色を変えてリフォームしてみました。壁の色を女の子らしく、かつ子どもっぽくなり過ぎないクリームイエローにすることで、この先どんな色のファブリックに模様替えをしても合いますし、柄などをつかって大胆にアレンジすることも可能です。壁の色はなかなかすぐに変えられませんが、ファブリックであれば簡単に取り替えることができますよね。また、今回のように壁を塗るにはこのようにご入居前の荷物がないときがお勧めです。
塗り壁は、継ぎ目がなく施工できることや、防火性や断熱性、調湿性に優れることから結露防止の効果など機能面で優れています。
今回使用した塗料はイギリスのファローアンドボール(Farrow & Ball)社のものです。
もともとあるビニールクロスの上から塗ることが可能なので気軽にお部屋の雰囲気を変えることができます。天然顔料をふんだんに使用しているため、品質の安定性も高く、ヨーロッパでは歴史的建造物の修復にも使用されています。発揮性有機化合物を含まないため住環境に優しく、塗料の臭いが無いことが特徴です。
マットな質感があり、奥行きのある132色のイギリスの伝統色は、どの色を見ても大変綺麗です。その中からクリームイエローの色で壁を塗ります。
居心地の良い空間を造るには、トータルでコーディネートすると相乗効果が生まれます。今回はクリームイエローの壁に合わせて、バニラホワイトのカーテンもお作りしました。
レースのカーテンはリビングと同じ薄いオーガンジーのレースを使います。子供部屋はリビングにドア1枚でつながるので、リビングのカーテンとリンクさせることによってドアを開けても違和感のないインテリアにしました。
その上にバニラホワイト色のドレープカーテンをかけ、ギャザーバランスでふんわりと優しい風合いになりました。また天井には照明を飾るメダリオンもついていて、雰囲気のあるお部屋になりました。
今回は壁やカーテンにキッズ用のものを使用せず、クリームイエローの塗り壁と淡いピンクのぬいぐるみの、ふんわりとしたパステルカラーが上品な子供部屋となりました。お子様の成長に合わせて、家具やファブリックを変えることで、長くご使用いただける空間ができました。
お子様が小さい時に過ごす環境はお子様の成長にとって、とても大切なものです。家を考える上で大切に考えたいことは、色々なものを吸収できるお子様にとって、いい環境であるかということ。それはお子様によって、そのご家庭によって、様々な答えがあります。
美しいものやこだわりのあるもの、ご両親の思いがいっぱい詰まった環境を造るそのお手伝いができたらと思っています。お客様の想いの詰まった素敵な子供部屋をルドファンで一緒に形にしてみませんか?