ご新築の時にカーテンのオーダーとソファカバーのオーダーをいただいたお客様の施工例をご紹介いたします。
「自らが美しいと思わないものを家においてはいけない」・・・という言葉を残したインテリアデザイナーもいますが、オーダーメイドというのは、ある意味「自分が本当に美しい」と思うものを探すための近道なのかもしれません。
オーダーカーテンの場合、お客様にお目にかかってご要望をお聞きし、こんなテイストがお好きかな?と考えながらご提案していく・・という流れになります。
お客様によってもちろんご要望も様々です。
今回ご紹介するご夫妻はとてもスタイリッシュな感じにお見受けしたので、モダンよりのファブリックをおすすめさせていただいたのですが、実はお好みはとても手わざ系のもの。そこでダックエッグ色の模様の入った生地に、裏地の赤とのメリハリをつけたカーテンとシェードの組み合わせになりました。
お客様のスタイルや、お家の印象をお聞きしご提案を差し上げるのですが、最終的にまったく違うものになることもしばしば。ここがオーダーの面白みでもあります。
このカーテンは裏地がセンター部分のアクセントになるように表に返し、シェードも裏地がアンダー部分のアクセントになるように表にかえしています。
さらに、裏地の縫製仕様も無双仕様で仕立てたので横からも裏地の色が見えます。
カーテンの縫製で裏地を付けることが多いのですが、この「裏地」に対する関心がとても高いのです。
考えたのですが、日本には着物文化があって、見えないところのおしゃれやほんの少し見えるところのおしゃれが根付いているのではないでしょうか?
“見えないところこそ美しく”。
なんとも日本らしい素敵な意識ですよね。
また、ルドファンでは カーテンだけではなく椅子の張替なども承っております。
こちらのお客様の場合は 張り替えではなくて カバーリングです。何年か使われたソファのカバーリングの場合、本体ごと預からせていただいてます。
なぜなら ウレタンの補強をしなくてはならないかもしれないですし、へたりのあるソファに合わせてカバーを作るとぶかぶかになってしまうかもしれません。仕上がったときには生まれ変わります!
ピエールフレイの椅子生地でカバーを作りました。
フリンジの効いたクッションと、シックな赤の素敵なソファー。
ソファのお色と、カーテンの裏地のカラーコーディネートが、あたたかい印象の木のフローリングにとってもぴったりです。
とっても美しい、そして居心地の良い印象のお部屋となりました。
こういった家具とカーテンの組みあわせもルドファンではコーディネート差し上げていますので、是非お気軽にご相談ください。