こんにちは。カーテンとインテリアリフォームの専門店「ルドファン」の砂村です。
オランダを本拠地に世界グローバル企業のハンターダグラス社の代表的な窓廻り製品は、シルエットシェード(Sihouette)です。
ハンターダグラスのシルエットシェードと他メーカー製品との違い
2枚のレースの間に遮蔽性のある生地(スラット)を橋渡しする形状の調光型ロールスクリーンです。
20年間の特許の期限が切れ、世界中で類似製品が出回ったことにより、さらに知名度が上がりました。
日本では、TOSOのラクーシュ、ニチベイのHA・NA・RI、WISのFUGA などが独自に製品化をし発売をしています。
調光ロールスクリーン各メーカーの大きな違い
1)スラットはニチベイが不織布、これ以外のメーカーは生地。
2)TOSOのみ防炎品。ニチベイは非防炎、それ以外はオプションにて後加工。
3)FUGAは、スラットが開いたまま巻上げが可能。
エコキメラ加工(消臭、抗菌、防汚、防カビ)をOPで選択できる。
4)FUGAとシルエットは遮光生地のラインナップがある。
5)FUGAとシルエットは電動操作のラインナップがある。
コンセント式のほか、FUGAは充電式、シルエットは電池式。
一覧表にまとめるとこんな感じになります。
デザイン性の高いシルエットシェード
数字では表れない部分である「見た目」では、シルエットシェードがデザイン的に美しいのです。その美しさを表すためにそれぞれの部品が少々華奢にできています。そのため、大事に使っていても壊れてしまうことがあります。
シルエットシェードの修理
ハンターダグラスでは、故障しやすい部品をキットにして準備しているため、発注するとすぐに送ってくれます。
今回は、シルエットシェードの修理についてご紹介します。
ウルトラグライドといって、1本の紐を垂直に引っ張ると巻き取り、斜めに引っ張ると降りてくる操作方法です。(UG1)
ちなみにウルトラグライドはマイナーチェンジをして、1回引っ張るとスクリーンが全部降りてくるようになりました。(UG2)
ウルトラグライドは1回引っ張るごとに一定量しか動かないため、何度も引っ張って操作をする必要があります。
引っ張ったひもはスプリングの力で戻るようになっているのですが、経年劣化とともにスプリングが中でこんがらがってしまいます。
一度内部でこの状態が起こってしまうと、部品を交換する必要があります。
今回の故障はまさにそのパターンでした。
今回はご近所ということもあり、ご自宅から引き取ってお店で修理しました。
操作コードが伸び切って巻き取らなくなっています。
修理の前に、スクリーンやメカ本体をお掃除します。洗剤を薄めた水で硬く絞ったきれいな布で丁寧に拭き上げます。
スクリーンの端がほつれていたので、はさみで丁寧にカットします。
故障している操作部を外します。
内部は予想通りスプリングが絡まっています。
新しい部品を装着
動作確認を何度もしてから完成です。
ほかの部分の故障もなかったため、修理当日にお戻しすることが出来ました。
ハンターダグラス製品の修理をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。他店でご購入でも大丈夫です。☎03-5701-6321