今回ご紹介するのは、壁の一部が破損しているのを修復した施工例です。
下のお写真を見ると一見破損しているようには見えませんが、触ると壁紙が貼ってあるだけで中はスカスカの状況です。
サッシに付着した結露が窓枠を通じて壁に浸透し、石膏基材の壁が劣化したことによる現象です。
破損しているところが一部でした為、お客様より壁一面の修復ではなく、破損個所のみの修復をしてほしいとのご要望を受けました。
ルドファンでは、お客様のご要望に合わせて修理・修復をいたしますのでこういったご要望は事前に必ず確認を行います。
壁を破損個所のみ修復した事例
ここからは、修理の工程をご紹介していきます。
まず、壁紙を剥がして中の状況を確認いたします。
石膏ボードがボロボロになっておりましたので、ボロボロになっている
部分の石膏ボード(壁)を取り出してきれいにしていきます。
壁の状況
これから石膏ボードを取り出すところです。
サッシや窓ガラスそして窓枠にもカビが付着しています。
これは、冬季における室内外の温度差により発生する結露であることがわかります。
熱の流出入は窓からであることがほとんどです。
特に冬場においては、室内の湿気が冷やされた窓に付着する「結露」が発生します。
日本の住宅において窓の断熱 つまり、複層ガラスの設置が定められたのは1999年からで、それまでは北海道などの寒冷地を除き、断熱がそれほど注目されておりませんでした。
経済産業省の発表している住宅政策は、年間のエネルギー消費量が正味でゼロ、または概ねゼロとなる住宅を、2030年には新築住宅の標準とすることが目標としています。
これからは、住宅の価値を築年数ではなく、「省エネ」性能で決めましょうという方向に変わりつつあります。
さて、本題です。作業の前に床の養生をしていきます。
壁紙の状況も確認
近くで見ると壁紙もふやけておりますので、壁紙も剥がれかけているところまで剥がし、新しく壁紙を張っていきます。
壁の下地完了
ボロボロになった石膏ボード(壁)をとりだし終えますと、次は新しい石膏ボードを取付けていきます。
ボードを隙間に合わせて切り落とし取付けていきます。
また、石膏ボードを張り付けた後、壁を平滑にしないと壁紙を張っても凸凹してしまいますので、パテで平滑にしていきます。
壁の修理・補修や直しは目黒区ルドファンまで!
最後に新しい壁紙を部分的に張り替えると完成です。
部分的補修の場合、壁の途中から新しい壁紙を張り替えますので既存の壁紙との差が発生いたします。
家具等で隠れる場所なら問題はございませんが、見える場所ですと、壁一面又は、全面張り替えてもいいかもしれません。
今は、アクセントクロスというものがございまして、一面のみ色や柄の壁紙を張替えるというのが流行っております。
この図を見てわかるように、住まいの断熱性能を上げることがいかに大切であることがわかります。
日本においては、年間約19000人もの命がヒートショックとみられる要因で失われているといわれています。
年間交通事故者数が約3000人ですので、政府が住宅の断熱化に積極的であることが十分理解できます。
ちなみに、省エネ基準を満たした建材にはこのような表示で適合しているかどうか判断が出来ます。
ルドファンでは、軽微な壁の修復・補修から住宅の断熱化に至るまで総合的に承っておりますので
お家のことでお困りでしたらお気軽にご相談ください。
ご来店お待ち申し上げております。