カーペットの張替えのお話を施工例を混ぜてご紹介します。
カーペットはパイル密度が詰まったウール製のもので30年くらいは持つと言われています。
耐久性とコストパフォーマンスを求めるホテルや結婚式場などでカーペットが採用されていることからも納得がいくことと思います。
また、ほこりが舞い上がらない、足音が気にならない、どのような靴でもダメージを受けないなど機能性と高級感の演出など様々な条件ををクリアする最適な床材がカーペットです。
さて、いざ張替えを検討するとき問題になるのが「家財の移動」。
食器棚、TVボード、ソファ、ダイニングセット、ピアノ、本棚、ベッド、洋服ダンスなどなど様々な家具がお部屋に配置されています。
これらをすべて運び出すことを考えてしまうとカーペットの張替えを「躊躇」してしまいます。
家財移動の件で必ずお客様よりご不安の要素の一つとしてご相談を承りますが、結論から申し上げると「全く問題ありません」。
私たちは、カーペットの張替え=家財の移動を伴う ということを常に認識しています。
家財移動のためにいくつかの選択肢の中からベストな方法で施工に臨みます。
リビングダイニングのカーペット張替え
リビングにはソファ、テレビ、グランドピアノ、キュリオケース、ダイニングには食器棚、ダイニングテーブル&チェアなど何れも大型&重量級の家財が配置されてました。
家財移動には男性スタッフ、移動後の清掃などは女性スタッフと役割を分担して作業にあたります。
基本的には出来るだけ家財を寄せてできた空間を張替え、後に張替え後の空間に家財を移動して残りを張り替えるイメージです。
新しいカーペットに汚れや傷をつけてしまってはいけないので、養生をして移動をするなど細心の注意を払って作業を進めていきます。
このように、分割していくことで、最終的に全て張替えを実施することが出来ます。
洋室の張替え
本棚や洋服タンスなど今後も移動する予定のない家具の場合は、移動せずにカーペットと切り抜きジョイントする方法も可能です。
これらはすべて作業量に比例するので、工期や費用との絡みも見ながら決定していきます。
カーペットアンダーレイ(フェルト)
当店では、カーペット張替え時にはフェルトの交換もお勧めしています。フェルトとは、カーペットと床の間に敷くマットのこと。
部屋御周囲に取り付けててあるカーペットを固定するための部材「グリッパー」との段差を解消するためとクッション性、断熱性、遮音性を向上させる重要な部材です。
フェルトには、主に繊維を固めた「合繊フェルト」とウレタンチップを固めた「ハイクッション」があります。
クッション性は後者、コストパフォーマンスは前者です。一度敷いてしまうと30年くらいは使えるので、ハイクッションをおすすめします。
フェルトはタッカーや接着剤で部分固定されているため、張替え時にはこれらをすべて除去する必要があります。
同時に、長きにわたりカーペットから浸透したほこりがフェルトの下に溜まっています。これらもすべてきれいに掃除します。
既存のフェルトを使用する場合は、床面の掃除が出来ないので、フェルト交換は同時施工のほうが絶対良いです!
ウールのカーペットは張替え後にしばらく毛玉が発生します。これは、「遊び毛」と言って生産時に除去しきれない繊維が人が歩くことによって表面に浮き出てくる現象です。化学繊維のカーペットはこのような現象は起こりません。
毛玉との戦いを制したウールカーペットは座ってよし、寝転んでよしの最高の床が貴方を待っています。
また、天然の調湿機能もあるため、夏は思ったより涼しく、冬は暖かいのが特徴です。真夏に座っても汗を吸い取るので、涼しく感じます。
また、フローリングの上にカーペットを敷き詰めたり、畳みのお部屋からカーペットに交換したり、カーペットからフローリングへの交換も承っています
カーペットの張替えは東京 目黒区 自由が丘のルドファンにお任せください。