こんにちは。目黒区自由が丘のカーテン専門店「ルドファン」です。
当店では、カーテンをはじめインテリア全般を取り扱っております。
さて、新築マンションのフローリングにカーペットを全面敷き込んだ施工例をご紹介します。
「フローリングにカーペットを全面敷き込みたい!」というお客様がいらっしゃいましたらぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
フローリングを傷つけずにカーペットを敷きこむということ
カーペットを敷きこむ場合一般的にグリッパーという部材を壁の隅に釘で打ち付けてカーペットを引っ張り固定する方法がとられます。
この方法だと、グリッパーを撤去するときに、設置時に使用したネジまたは釘の跡がフローリングに残ってしまいます。
◾️フローリングは床暖房がついていないと冬は冷たいし、硬いのでスリッパが必要…
◾️ペットは腰を痛めると聞いているし…
◾️子供が元気に走ると階下に響くので何とかしたい…
というのがカーペットを敷きこみたいというお客様のニーズです。
しかしその問題を解消しようと思っても、このような問題に直面します。
◾️将来的にフローリングに戻すかもしれない…
◾️賃貸なのでそもそも床に傷をつけたくない…
◾️置きっぱなしではカーペットが動いてしまう…
◾️周囲をロックしたカーペットでは床を完全に覆うことができない…
◾️見えている部分は日に焼けてしまう…
◾️両面テープを使うと糊残りが心配…
などの、いくつもの課題をクリアしなくてはなりません。
つまり、従来の方法ではこの問題を解決することはできません。
特殊テープ×両面テープによる新しいカーペットの施工方法
当店では、以前より弱粘着のテープをフローリングに貼ってから強力な両面テープを使い全面敷き込みをしていましたが、優秀な弱粘着テープとの出会いがあり、現在ではこちらの部材を使いカーペットの敷き込みをしています。
敷き込み方法は、グリッパー工法と全く同じです。グリッパー工法と唯一異なるのがアンダーレイ=フェルトを使わないこと。
グリッパーを使うとその段差を解消するためにフェルトを敷くのですが、フローリングの上に施工する場合、フェルト+カーペットの厚みにドア類(建具)と床とのクリアランスが狭いため、「ドアが閉まらなくなる」という問題が起きてきます。
この場合、ドアを削るか、ヒンジで調整できるものはクリアランスの調整でクリアします。いずれにしても大変です。
特殊テープによる施工はカーペットの厚みだけなので、たいていクリアできます。
特殊テープ施工でのカーペットの選定
敷き込み用のカーペットは裏面が網の目になっているジュートバックという仕様になっています。
これは、グリッパーにひっかけるためにそのようになっているわけで、テープ施工の場合は接着面が少ないのであまり良い選択ではありません。
当店では、裏面にフェルトを貼った仕様のカーペットをお勧めしています。
テープとの相性だけでなく、フェルトレスの為網目がフローリングの直接接触しているので、カーペットを剥がしたときに網目の跡が残ってしまうことがあります。
施工方法によって選定するカーペットを変える必要があります。
カーペットの効果
カーペットには様々なメリットがあります。
①空間内の埃の量はフローリングの10分の1程度まで減少させることができます。
②足元が暖かく、素足でも気持ちが良い。冷暖房効率の効果も期待できます。
③転倒によるけがの防止
消費者庁のデータによると、高齢者の転倒事故の約半数は自宅で起こり、転倒による骨折が原因でそのまま入院するケースが約8割弱あるといわれています。カーペットが転倒時の衝撃を和らげてくれます。
④床の防音性能が格段に上がるので、階下への音漏れを軽減することができます。
カーペットはダニの温床は間違い
日本の住宅はかつてカーペットが多く採用されてきました。「カーペットはダニの温床で小児喘息の原因である」という間違った報道により日本のカーペットメーカーの廃業や職人不足が加速しています。
実はカーペットは位が高い人だけが使うことを許された最高級床材なんです。
カーペットは縦横の糸に毛を挟み込んだ織物です。布地と同じ構造をしています。
そのため、手作業でカーペットを織りあげることは時間と労力を要する作業で、人々が織りあげたカーペットを現地でつなぎ合わせて王室にお納めするという歴史があります。機械で生産できるようになったことで、一般の家に広がっていきました。
特殊テープを使用したカーペットの敷き込み
四隅をはじめ、一定間隔で専用テープを貼り、その上に超強力両面テープを貼ります。
カーペットを部屋に敷き詰めていきます。
出入り口の部分はジョイントします。
お掃除して完成です。
玄関の上がり框の処理方法について
最近のマンションはバリアフリーの関係で玄関と廊下に段差がない物件が多くなりました。
床材が一緒だとどこまでが玄関でどこからが廊下なのかわからないことも。
今回のマンションは、玄関はタイル、廊下がフローリングなのですが段差がないため、敷居代わりの見切り材をつけています。
市販の見切り材は幅も狭くゴム製であまり格好良くないので、当店では家具工場に作ってもらっています。
今回は巾木の色に合わせて無垢材を切り出して塗ってもらいました。
今回のカーペットの厚みに合わせて気持ち厚く作っています。
綺麗に納まりました。
玄関は、家の入口なのでチープな印象は無しだと思っています。躓かないように丸みを持たせ、主張すぎないようにコンパクトにしてみました。ちょっとのことですが、とても大切で重要なパーツだと思います。
ご相談は自由が丘のカーテン専門店ルドファンまで!
私たちは、プロのコーディネーターとして「提案」へこだわりをもっており、日々の使い勝手を考え、お話させていただいております。たとえ同じ生地だったとしても、窓が違うと仕上がりには大きく差ができます。ブラインド1つとっても操作方法がいくつもあります。同じ窓でも取り付け方が様々あります。ベストなタイプのご提案ができるのは、正しい知識と納めた状態を知っている当店のコーディネーターだからこそ、です。
様々な可能性をご一緒に考えながらお部屋作りをしませんか?
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